1. 「皮膚の日」とは?
11月12日は「皮膚の日(ひふのひ)」です。
この日は、自分の皮膚の健康を守り、皮膚の病気やスキンケアへの関心を高めることを目的に制定された記念日です。
「11(いい)12(ひふ)」という語呂合わせから、1989年(平成元年)に日本臨床皮膚科医会によって定められました。
毎年この日には、全国の皮膚科医院で無料相談や健康啓発イベントなどが行われています。
2. 制定の背景と目的
皮膚は、体の中でもっとも大きな臓器といわれるほど重要な役割を持っています。
外からの刺激や病原菌から体を守り、体温を調整するほか、水分を保つ働きもあります。
しかし、紫外線・乾燥・ストレス・生活習慣の乱れなどによって、皮膚トラブルを抱える人が増えています。
そのため日本臨床皮膚科医会は、「皮膚をもっと大切にしてほしい」「皮膚の病気を早めに相談できるように」という願いを込めて、11月12日を『皮膚の日』としました。
制定当初から、皮膚疾患に関する知識の普及や、スキンケアの啓発活動を全国で展開しています。
3. 皮膚の役割を知ろう
皮膚は、私たちの体を守る“最前線の防御壁”です。
普段あまり意識しませんが、次のような大切な働きをしています。
- 外部から体を守るバリア機能
ホコリやウイルス、細菌などが体内に入るのを防いでいます。 - 体温を調整する機能
汗をかいて熱を逃がしたり、血管を収縮させて体温を保ったりします。 - 水分を保つ保湿機能
皮膚の表面には「皮脂膜」と呼ばれる薄い膜があり、乾燥から肌を守っています。 - 感覚を伝える機能
「熱い」「冷たい」「痛い」などの刺激を感じ取り、危険から身を守ります。
こうした働きがあるからこそ、皮膚の健康は全身の健康にもつながっているのです。
4. 「皮膚の日」に見直したいスキンケア習慣
11月は乾燥が進む季節でもあり、肌トラブルが起こりやすい時期です。
この「皮膚の日」をきっかけに、自分のスキンケアを見直してみましょう。
● 洗いすぎに注意
ゴシゴシ洗いすぎると、皮膚を守るための皮脂膜まで落としてしまいます。
やさしく洗うことを心がけましょう。
● 保湿をしっかり
洗顔や入浴のあと、すぐに保湿クリームやローションをつけて、肌の水分を閉じ込めましょう。
● 紫外線対策は一年中
秋や冬でも紫外線は降り注いでいます。外出時には日焼け止めを忘れずに。
● 食生活を整える
ビタミンA、C、Eを多く含む食材(人参、ブロッコリー、ナッツなど)は、皮膚の健康を保つのに効果的です。
● 早めに皮膚科へ相談
かゆみや湿疹、ニキビなどが長引く場合は、市販薬に頼らず、早めに専門医に相談しましょう。
5. 「皮膚の日」に行われる主なイベント
毎年11月12日前後には、日本臨床皮膚科医会が中心となり、次のような活動が行われます。
- 皮膚の健康に関する講演会や無料相談会
- 子ども向けのスキンケア教室
- 医療機関でのパネル展示や啓発ポスター掲示
- SNSでの「#皮膚の日」キャンペーン
こうした活動を通して、年齢や性別を問わず「自分の皮膚をいたわる意識」を広める取り組みが行われています。
6. まとめ
11月12日の「皮膚の日」は、1989年に日本臨床皮膚科医会によって制定された記念日です。
「11(いい)12(ひふ)」という語呂合わせで、皮膚の健康を守ることの大切さを伝える日です。
毎日の生活の中で、肌を清潔に保ち、しっかり保湿すること。
そして、異変を感じたら早めに専門医に相談すること。
それが「皮膚を守る第一歩」です。
この日をきっかけに、自分の肌と向き合い、健康で美しい皮膚を保つ習慣を見直してみましょう。

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