1. 「漢字の日」とは?
12月12日は「漢字の日」です。
「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」という語呂合わせから、
**日本漢字能力検定協会(漢検)**によって制定されました(1995年〈平成7年〉)。
この日は、日本人にもっと漢字に親しんでもらうことを目的とした日です。
また、この日に発表される「今年の漢字」でも広く知られています。
2. 制定の背景
日本漢字能力検定協会は、「漢字を通して日本の言葉文化を大切にしよう」という思いから、
1995年に「漢字の日」を制定しました。
12月12日が選ばれた理由は、
- 「いい字一字(1・2・1・2)」という語呂の良さ
- 年末に1年を振り返る時期にふさわしい
という2つの意味が込められています。
同協会はこの日に「今年の漢字」を発表し、
その年の世相や人々の心を一文字で表すイベントを毎年行っています。
3. 「今年の漢字」とは?
「今年の漢字」は、全国の人々から応募された「1年を象徴する漢字」を集計し、
最も多く選ばれた一文字を京都・清水寺の舞台上で発表する恒例行事です。
大きな筆で揮毫(きごう)されるその姿は、
ニュースやSNSで毎年話題になります。
🔹 過去の「今年の漢字」例
- 2023年:「税」…インボイス制度導入など税に関する話題が多かった年
- 2022年:「戦」…ウクライナ情勢やW杯など“戦い”が多かった年
- 2020年:「密」…「3密」やコロナ禍を象徴する言葉
- 2019年:「令」…新元号「令和」から
このように、その年の社会を映す「一文字」が毎年注目を集めています。
4. 「漢字の日」に込められた思い
現代ではスマホやパソコンの普及で、
「漢字を書かなくなった」と感じる人が増えています。
日本漢字能力検定協会は、
そうした現代だからこそ、“手で書く文化”を見直すきっかけにしてほしい
という願いを込めています。
漢字はただの文字ではなく、意味や感情、歴史が詰まった日本文化の一部。
1つの漢字から、その年の出来事や人々の思いを感じ取れるのです。
5. 漢字の魅力
漢字には、ひらがなやカタカナにはない魅力があります。
- 意味をひと目で伝えられる(例:「愛」「夢」「絆」など)
- 形に美しさがある(書道などの芸術にもなる)
- 組み合わせで多様な言葉を作れる(例:「心」+「理」=「心理」)
また、漢字には「音読み」「訓読み」があり、
文脈によって読み方や意味が変わる奥深さもあります。
6. 「漢字の日」におすすめの過ごし方
12月12日は、漢字に親しむ1日にしてみましょう。
🖋️ ① 「今年の漢字」を自分で考えてみる
自分の1年を振り返って、ぴったりの一文字を書いてみましょう。
それを手帳や日記に残すのもおすすめです。
📚 ② 好きな漢字を調べてみる
由来や成り立ちを調べると、漢字がもっと面白く感じられます。
「心」や「夢」など、身近な漢字でも奥が深いですよ。
🖌️ ③ 書道やペン習字を楽しむ
文字を書くことで集中力が高まり、心が落ち着きます。
美しい字を書く練習をしてみるのも素敵な過ごし方です。
7. 「漢字の日」と清水寺の関係
清水寺で行われる「今年の漢字」発表は、
京都を代表する年末の風物詩です。
森清範(せいはん)貫主(かんす)による力強い揮毫は、
日本文化の象徴として世界からも注目されています。
「書の美しさ」「日本語の奥深さ」「一年の振り返り」――
そのすべてを一つの行事で体現しているのが「漢字の日」なのです。
8. まとめ
12月12日の「漢字の日」は、
日本語の美しさや文字文化を見つめ直す日です。
語呂合わせの「いい字一字」には、
“たった一文字にも思いを込めよう”という願いが込められています。
清水寺で発表される「今年の漢字」は、
まさに日本人の心を映す鏡のような存在です。

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